BN NEWS 2005年4月1日号掲載  
株式会社レック 代表取締役 石澤 正義

立命館大学新キャンパス開校が契機に

  平成6年石澤氏は、立命館大学琵琶湖草津キャンパス開校に伴い、周辺のオーナーに対してコンサルティング業務を目的とする有限会社レックを滋賀県大津市に開業した。地元の金融機関とジョイントして、コンサルティングをしながら資産活用の一環として学生マンション建設を提案していったのである。

 「滋賀に来たのはいいけれど、本当に何もなかった。金がない、道を知らない、人脈がない。ないないづくしでしたからかえって強かったと思うんです。大変だったのが、地方特有の排他的なところで、ヨソ者を受け入れてくれない。思い切って地元のびわ湖放送に年に10本位のCMを流したんです。滋賀のオーナーさんの大半は農家でお年寄りが多い。当時は地元のローカル放送の8、9時台の番組を結構見ているんです。そこにスポットを当てた。CMは単に会社の名前だけを知らせる単純なものでしたが、これでレックという会社の知名度がぐんとアップしました。ですが、ここで事業を拡大しようとか大きく稼ごうという気はまったくありませんでした。バブルで懲りてましたからね。私の後輩なんかも上場して意気軒昂にやってますけど、もうそんな人生は過ごしたくない。滋賀でのんびりマイペースでやろうと考えていました」
 知名度のアップとともに、オーナーからの引き合いも増えていった。コンサルティングをして、オーナーとともに数社のゼネコンに入札させて建築ということで、石澤氏は地元の学生マンションの大半を手がけることになる。

 そうなると、当然のように客付けと管理も手がけなくてはならなくなる。もうのんびりマイペースなどと言ってはいられない。この時からレックは賃貸管理業務を本格的に開始することになった。
 そんな時、石澤氏にとってさらに事業を大きく展開させる一つの出会いがあった。
 「名古屋のゼネコン会社の方とたまたま知り合って、そこが安いんです。それまでは地元の業者を使っていましたが格段に安いので、それで一気に年間8棟、3年間で24棟を草津市、大津市、彦根市で展開したんです。この名古屋のゼネコンが私どもを大きくしてくれたようなものです」
 これにより、管理戸数も飛躍的に増大、創業から11年の現在では、学生マンションを中心に企画・運用・管理を手がけている。

瀟洒なスケルトンの外装で注目を浴びる
滋賀県草津市にあるレック本社

全国賃貸管理ビジネス協会