オーナーとの共生が事業継続の道
石澤氏はリフォームによる物件の蘇生で新たな展開も考えている。銀行との提携により独自のリフォームローンを作った。これは、5〜600万円の単体であれば無担保、1000万円までのリフォームなら融通も緩やかとなる。
「ただ、何千万、何億という本格的なリフォームとなると、銀行もまだ残債があると腰が引けて正直難しい。しかし現実問題として、いつまでも新築とばかりはいきませんから、蘇生させ付加価値をつけることで、新築以上の物件に変えることも可能だと思うんです。難しいことですがやっていきたいと思います」
同社では学生をアルバイトに雇い、建築のプランニングに参加させて、入居者である彼らの要望を建物に反映させ、若い世代、特に学生のニーズを吸い上げているのである。
こうした積み重ねが、新築は勿論のこと、リフォームされ蘇生されたマンションにも活かされるに違いない。
最後に、同社のこれからの展開について石澤氏はこう言う。
「最終的には、オーナーさんが喜んでくれればいいということ。オーナーさんと共にこの時代を生き抜ければいいというのが答えなんです。じゃあ何をやろうか、オーナーさんは何をやりたいのか、それを一緒に考え企画していく。家主大学は、オーナーさんの生の声を聞くために集まっていただいて開催しています。そこで、オーナーさんの声を聞きながらコンサルティング、アドバイスしながらオーナーさんともに、その何かをやり遂げたいと考えています。商品はオーナーさんが持っているんですから。もう一つは、オーナーさんのほとんどがお年寄りですから、亡くなったら相続対策としてどうしても建物を建てるわけですから、代が変わるにしたがって、どういうものを建てるか、同じ物をつくっても意味がない。ですから、ワンパターンでつくっているゼネコンとの闘いもある」
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| 若いスタッフが来店するお客様に対応する接客オフィス |
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| オーナーさんに喜んでいただくこと、オーナーさんとともにこの時代を生き抜くことが最終的な答えであると石澤氏
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